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新型コロナウイルス禍(ほんのひとこと)
日本に在住・滞在するみなさんが、無事過ごされることをお祈り致します。加えて、出版協会員各社のみなさん、高齢の方もおられますので、くれぐれも万全の対策をおとり下さい。 東京オリンピックの延期も3月24日に発表されました。1年以内に開催という話ではあるようですが、詳細は不明です...
2020年4月4日読了時間: 4分
「シュルレアリスム」雑感、あるいは「編集者」の死(ほんのひとこと)
毎週拝読している「図書新聞」(2020年2月15日号)の最終面の記事「ジャック・ヴァシェ著『戦時の手紙』は〈創作〉翻訳で済まされるのか?」を読んで驚いた。もちろん「書評」ではあるのだが、翻訳書の出版に対する猛烈なる「抗議」文であったからだ。そしてまた、この記事の執筆者が、か...
2020年3月6日読了時間: 4分
人権条例(ほんのひとこと)
現在各地で人権問題に対する条例が制定されており、また改定がおこなわれている。都道府県単位や市町村レベルのものもある。人権の対象が全般的であったり、個別であったりもする。最近の例であれば、前者についてはソーシャル・インクルージョンの理念の下制定をした「国立市人権を尊重し多様性...
2020年2月10日読了時間: 3分
年頭に考えた、小社が持続するための解を考える取っ掛かりとして(ほんのひとこと)
1955年、複数の社の社長が相談の上に立ち上げたのが、「合同」出版社だった。限定された刊行(ソ連の『経済学教科書』)のための社だったが、今年で65年が経った。後半の32年、代表をしている。 合同出版のグループ会社で創刊50年になる月刊「食べもの通信」と創立11年になる合同フ...
2020年1月14日読了時間: 4分
マイナンバー制度の違法・違憲を訴え続ける(ほんのひとこと)
マイナンバー制度は憲法13条が保障するプライバシー権を侵害するとして、自分の個人番号の利用差止めや削除などを求めた訴訟が東京、名古屋、大阪、仙台、金沢、新潟、福岡など全国8箇所で提起されています。9月26日、神奈川県などに住む230人が求めた訴訟の判断が横浜地裁(関口剛弘裁...
2019年12月20日読了時間: 4分
立ち読みとブックカフェ(ほんのひとこと)
立ち読みをしている子どもに、怖そうなオヤジさんがこれみよがしのハタキがけで対抗する。昭和の漫画で本屋さんが出てくると、必ずと言っていいほど描かれたものだ。 もちろん、本を買う場合に立ち読みは必要不可欠と言っていい。立ち寄った書店で偶然目に留まった本。背文字が、装幀が、気にな...
2019年11月29日読了時間: 3分
消費税雑感(ほんのひとこと)
いよいよ10月から消費税が8%が10%になった。平成のはじめに3%で導入されたとき、税込で表記するのか、端数はどうするのかで右往左往していたことが思い出される。 税率アップに伴って、今回から軽減税率の適用が始まり、キャッシュレス決済を導入すると助成があるやら、軽減分と分けて...
2019年10月16日読了時間: 4分
『三体』のヒットに思うこと(ほんのひとこと)
この媒体を読まれる方であれば、『三体』とは中国人作家、劉慈欣氏によるSF小説であることはよくご存じだと思います。中国ではシリーズ三部作で2100万部というまさにケタ違いの売上を記録し、英語版では100万部、日本では早川書房より今年の7月に出版され、発売1週間で10刷7万6千...
2019年9月10日読了時間: 4分
台湾の書店をちょっとだけのぞいてみた(ほんのひとこと)
先日台湾に行ってきた。仕事とは関係なく、2年に一度古くからの友人たちと一緒に旅行をしている、今回それがたまたま台湾だったということ。なんとか仕事の都合がついたので、無理を言って早めの夏休みにさせてもらった。台湾にはこれまで数回行ってはいるが、前回行ったのはもう15年も近く前...
2019年8月26日読了時間: 4分
梅雨です。(ほんのひとこと)
梅雨です。 雨で思い出すのでは(ちょっと古めで恐縮ですが)、モップスの「たどりついたらいつも雨ふり」(これ吉田拓郎ですね)、井上陽水の「傘がない」でしょうか。はっぴいえんどの「12月の雨の日」なんてのもありました。 「疲れ果てて~、い~ることは~」っと、明けることのない梅雨...
2019年6月26日読了時間: 4分
書店主たちの超刺激的な白熱のトークセッション!(ほんのひとこと)
5月20日(月)の夕刻、出版者協議会プレゼンツ「地域の書店に聞く――不忍ブックストリートのブランディングと流通・経営課題」と題してシンポジウムを開催した。いつも以上のイベント参加者数で、熱気と関心の高さがうかがわれた。 登壇者は、笈入建志氏(千駄木往来堂書店。2000年より...
2019年6月5日読了時間: 4分
「部落差別解消推進法」とは何か(ほんのひとこと)
ここ数年で、差別に関する法律が、3本成立した。「障害者差別解消法」(2013年成立、2016年施行)、「ヘイトスピーチ解消法」(2016年成立・施行)そして「部落差別解消推進法」(2016年成立・施行)である。前の2本の法律に対して、三番目の「部落差別解消推進法」はメディア...
2019年5月13日読了時間: 4分
「すごいルール」は出版界を持続させ得るのか(ほんのひとこと)
いま、出版界の最大の問題が、「書籍の適正流通を目指して」(2018年3月、日販)で公表された取次の構造的赤字状況と、アマゾンによる「再販制浸食」「直取引勧誘」であるだろう。 この2つは、相互に関連した問題でアマゾンとは何かと思っていたら、たまたま図書館の棚で目の入った『アマ...
2019年4月3日読了時間: 4分
新刊紹介でのカバー画像(書影)の使用について(ほんのひとこと)
出版協では、毎月1回、理事会を開いている。そこでは、会の運営全般などが主なテーマとなる。そのほか、議題というほどではないが、出版活動上で疑問に思ったことや法律問題が出されることがある。今月の理事会で、ある理事出版社から、新刊紹介での書影使用について話題が提供された。...
2019年3月8日読了時間: 4分
「本はアマゾンで」でない未来を(ほんのひとこと)
アマゾンジャパンが、1月31日、書籍の買切り販売を開始すると発表したと一般紙が報道した(2月1日)。出版社との直接取引で買切り、一定期間は出版社の設定価格で販売し、その後は、出版社との協議により値下げ販売する、という。アマゾンは、一昨年の「バックオーダー発注中止」に見られる...
2019年2月8日読了時間: 3分
存在有理(ほんのひとこと)
かつて古くからその土地で営業している店の斜向かいに、同業の資本の大きなチェーン店が出店した。 チェーン店は集客のため、ポイント付与などを展開し何とか開店は成功したといえた。 決して利の厚い商売ではない。 古くからの店はたたむ事になった。 ライバルはいなくなった。...
2019年1月7日読了時間: 3分
続・秋の変/出版流通を守るために必要なこと(ほんのひとこと)
今年9月に起きた、取次配本遅延の問題(見本出しから配本まで3週間以上かかった問題。2018年9月の「ほんのひとこと/秋の変」に詳しい)に関してその後、出版協は大手取次三社(日販、トーハン、大阪屋栗田)宛てに、何が起きたのか説明を求める文書を9月28日に送付した。これに対し、...
2018年12月7日読了時間: 4分
『新潮45』問題から考える(ほんのひとこと)
●休刊が決まった『新潮45』 このかん、「言論の自由」と「出版社の責任」をめぐって話題となったのは、なんといっても自民党の杉田水脈議員の、「LGBTは子供を作らない、生産性がない」との論文を掲載した『新潮45』にたいする批判の高まりと、新潮社による謝罪と同誌の事実上の廃刊...
2018年11月2日読了時間: 4分
秋の変(ほんのひとこと)
取次の配本が突然、見本から3週間以上も先になった版元があった。これは前代未聞である。どれだけの版元がこうした状況になったかは、まだ不明ではあるが。これまで確かに幾つかの版元については、配本日の事前登録と予約が行われていたようで、予約の日に見本が出ないと、最悪1か月は配本日が...
2018年10月2日読了時間: 4分
インターンK・H女史(大学院生)に「出版」について聞いてみた(ほんのひとこと)
例年、弊社では一橋大学の大学院生(言語社会研究科所属)を「インターン」として迎えている。今年も8月上旬からひとりの女性(修士1年)が週2日(全10日)、社に来ている(もうかれこれ5年目ぐらいになるだろうか)。 彼女のインターン志望動機としては、仲間たちとともに学部生(横浜国...
2018年8月27日読了時間: 4分
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